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●桜の下で眠る。

桜の木の下。
いつもここで昼寝をしていた君たち、
お気に入りの場所だった。
今はここで永い眠りについている。


今年も桜が咲いた。
見上げると懐かしい日々が蘇る。


●あたたかなくうき

犬とねこ
この2匹の間には、
たしかに信頼が生まれ、
仲間いえ、家族という
絆がつながっている。

みえないけれど...
そんなあたたかなくうきがひろがった昼下がり。



●いっしょに歩いて行こう。

いっしょにおおきくなったふたり
まるで兄妹のように...


気がつけば後からやってきたマルは、
息子の年を人間でいえばとっくに追い越してしまっている。
ずっといっしょに歩いて行けたらいいのに...

●年を重ねる度に...

ダブが旅立って7年が過ぎた。
なのに想い出は色あせないし、
年が積み重なるにつけ、ダブが旅立った日のことがより克明に思い出される。
文章がもっとうまかったら、
この思いもよらない感情をうまく伝えられるのに...。

きっといなくなってしまったことを
自分の中で受け止めることができたから、
心の奥に鍵をかけてしまって置いたものがでてきたのかもしれない。
だから、今更あの時のことを書いておきたくなった。





旅立った日
とうとう庭に出る元気もなく、大量の嘔吐をする。
辛そうな表情で、甘える声を出し見つめる。
本当は辛いのに引き止めている私のせいで
旅立つことを踏みとどまっていることが
その表情からわかった。
『もうがんばったからいいよ。お別れしよ。』
そして、別れの言葉をダブに伝えると...
静かに目を閉じ、眠るように息を引き取った。

それから、何分もしないうちに息子が帰ってきた。
玄関に入るなり、『ダブは大丈夫?』
『もう、ディーのところに行っちゃったんだ...』
別れが言えなかったと泣き崩れる息子を見て
私の悲しみは心の深いところに仕舞い込まれて行った。
私はちゃんと別れが言えた...
それはどんなにか幸せなことだったのかと
思わずにいられなかったから...。

悲しい気持ちは、未だにまるで鍵がカチッと開くように
こぼれ出して来る。
私はまたあわてて、別れの時の会話を思い出して、ふたをし、
鍵を閉めなおす。
でも、それもそろそろしなくていいかもしれない
と思える時間が過ぎている...。


●à la mer

あなたが楽しそうだと
わたしも楽しい。

あなたが走れば、
わたしも走り出す。


はじめての海
うれしそうに駆け出す。
打ち寄せる波を相手に追いかけっこ。

マルが走る姿はうつくしい。
そして、私の心が躍動してくる。

夏の名残の海の写真アップしました...

朝の光景

東の窓から日が差し込むと
マルが寝室のドアをそっと開けて
私を起こしにくる。

毎朝、初めに見るのはマルの顔。


一コマ

家族一緒の時間。
わたしにとって、大切。
子供の成長と共にそれぞれの時間が多くなり
一緒の時間がどれだけ貴重なものだということに気がつく。

なくなったり、
減ったりしないと気がつかない
ささやかなもの、
そしてあたりまえのことが
本当は自分にとっておおきなものだったりする。




5年程前のキャンプでの息子とマル
日暮れまでずっと水遊びしていた。
それをずっと眺めていたっけ....


今年もキャンプに行こうと思う。

ディーが残したもの

最初にちいさなしあわせを教えてくれたのは、
ディーでした。


あの頃、あなたのぬくもりがそばにあるのが当たり前だった。
だからその当たり前のことがしあわせだって気づかなかったんだ。
あなたを失ってもう7年7ヶ月、
私はちいさなしあわせをちゃんと見つけられているかしら。

そんな気持ちで見つけたちいさなものを
ここに綴っていこう。


写真/2001年撮影